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世代戦闘機

戦闘機は明確な基準があるわけではありませんが、その性能に応じて以下のような世代に区分されます。

第1世代戦闘機:1945年~1955年。ジェットエンジンを搭載した最初の軍用機。レーダーやアフターバーナーなどは搭載していない。(例:F-86、MiG-15、MiG-17)

第2世代戦闘機:1955年~1960年。第1世代戦闘機と比較してより発展した航空電子機器やエンジン、初期の空対空誘導ミサイルを搭載した軍用機。レーダーを搭載するものの、空対空戦闘では目視が及ぶ範囲で行う必要があった。(例:F-104、F-5、MiG-19、MiG-21)

第3世代戦闘機:1960年~1970年。第2世代戦闘機と比較して更に発展した空電子機器、エンジン、武器を搭載した軍用機。ミサイルやレーダーの発達により、視界に入らない距離での戦闘が可能となった。(例:F-4、MirageⅢMiG-23、MiG-27)

第4世代戦闘機:1970年~1990年。より洗練された航空電子機器や武器システムを搭載。空対空の戦闘に加え、空対地の戦闘も可能になり、多用途の役割を担うことになった。(例:F/A-18、F-15、F-16、MiG-29、Su-27、Mirage2000)

発達型第4世代:推力偏向エンジンおよびフェーズド・アレイレーダーを装備し、多機能性を有し、デジタルコクピットを備えた戦闘機(例:MiG-29SMT、MiG-35、Su-35)

第5世代戦闘機:1990年~2010年。各種電子機器やステルスなどの最新の技術を結合させることにより、「第5世代」以前の戦闘機よりも高い能力を持つとされている。 (例:F-22、F-35)

(参考)Global Security.Org “Fighter Aircraft Generations”

http://www.globalsecurity.org/military/world/fighter-aircraft-gen-1.htm

2010年度防衛白書