中国:Pessoptimist nation
William CallahanのPessoptimist nationの興味あるところのみを抜粋して記載。
〇中国の外交政策の楽観論:中国の対外政策の目的は、多極化を達成すること、責任ある大国になること、平和的台頭、平和的発展及び調和のある世界を作ることである。したがって中国は脅威ではない。中国は現状維持を変更しようとするよりむしろ、国際システムの中に取り込まれつつある。
〇中国の外交政策の悲観論:中国は”国辱”のような暗黒面を有する。中国の外交政策の核にはアイデンティティジレンマが存在する。国際的地位の向上は中国外交の主要課題の一つであるが、これは中国のみで達成するというよりはむしろ、国際社会が中国をどのように認識するかによる。
〇中国のアイデンティティと安全保障は”国辱”と”中華文明という過去の栄光”の両面により成立する。
〇中国の政策と大衆の感情はすでに捻じれあっており、中国のナショナリズムは今や誰にもコントロールすることはできない。