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Equity theory (エクイティ理論)とは

エクイティ理論(公平理論)はAdams(1963)によって提唱された理論です。

人は、自分の仕事量・スキル・努力等に対して得ることのできる報酬や便益等は、他人が仕事量・スキル・努力から得ている報酬や便益等と比べた場合に、公平であることを望みます。

したがって、人がもし自らの仕事量や努力から得られる報酬が、他人の仕事量や努力から得られる報酬に比べて、少なくて不公平であると認識した場合、その人はこれを不満に思い、その不公平感を無くそうとします。例えば、自分の仕事への努力を減らしたり、他人の努力等を妨害することで、その不公平感を無くそうとするわけです。

不公平感を無くそうとするモチベーションは、彼らがどの程度不公平であると認識しているかによります。不公平が大きいと感じる場合は、不公平感を無くそうとするモチベーションは高くなりますし、それほど不公平感が無いと感じる場合には、不公平を無くそうとするモチベーションは小さくなるわけです。

(参考)Adams (1963) Toward an understanding of inequity