THAAD
北朝鮮からの弾道ミサイルに備えて、韓国にTHAAD(The Terminal High Altitude Area Defense)が配備されるとのことです。
THAADは迎撃ミサイル、発射台、レーダー、射撃管制装置、通信支援装置などからなります。1つの発射台に72発のミサイルを搭載できることから、多数のミサイルに対する対処が可能でき、2005年以来、13回の試験を実施していますが、すべて迎撃に成功している点も評価できると思います。ロッキードマーティンによると、以下のようなメリットがあるようです。
- 大気圏内と大気圏外の双方で弾道ミサイルの迎撃が可能
- 大量破壊兵器を搭載しているあらゆる弾道ミサイルに効果的に対処可能
- 1つの発射台に72発のミサイルを搭載できることから、多数のミサイルに対する対処が可能
- 発射台の移動が可能であり、状況に応じて場所を移動可能
- PAC-3やイージスと連携して、C2BMC(Command, Control, Battle Management and Communications)を通じて統合防空能力を最大化させることが可能
(参考)ロッキードマーティンHP
http://www.lockheedmartin.com/us/products/thaad.html