share-knowledge’s diary

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ノースロップ・グラマン社とは

E-2D(アドバンスト・ホークアイ)やRQ-4(グローバルホーク)を開発してきた防衛企業のノースロップ・グラマンですが、元々はノースロップ社とグラマン社という別々の会社でスタートしました。グラマン社を創設したのは、リーロイ・グラマン(Leroy Randle Grumman)であり、彼はアメリカ海軍の操縦士からローニング社を経て、1929年に起業します。FF-1やF4Fといった艦載機の開発で評価され、冷戦中はF-14トムキャットを開発しますが、冷戦終結に伴う国防予算削減で経営難に陥ります。これを買収したのがノースロップ社でした。ノースロップ社は、ジャック・ノースロップ(Jack Northrop, 本名はJohn Knudsen Northrop)がロッキード、ダグラスの設計図技師を経て、1939年に創設します。ノースロップ社はレーダー搭載夜間戦闘機であるP-61で成功します。その後、ステルス性に特化したB-2開発に成功。艦載機開発能力の強化を見据え、1994年にグラマン社を買収し、こうしてノースロップ・グラマン社が誕生しました。

(参考)航空情報(2016年11月号)