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予算委員会

予算委員会と次年度の予算を決めるための審査を行う委員会です。予算委員会における総予算の審査は以下のプロセスで進行します。

  1. 趣旨説明と補足説明:財務大臣が年度予算の趣旨説明を行います。また、財務副大臣、内閣府副大臣から補足説明を行います。
  2.   基本的質疑(参議院は総括質疑と呼称):内閣総理大臣以下全閣僚が出席することとされており、内閣総理大臣や他の閣僚は質問に対して答弁しなければならないこととなっています。
  3.   一般質疑:財務大臣や質問通告を受けた閣僚が出席することとされています。
  4.   公聴会:利害関係者や学識経験者などから意見を聞くこととなっており、中央公聴会と呼称されます。国会法51条2項において、総予算については公聴会を開かなければならないとされており、必ず開催されることとなっています。なお、地方公聴会については、国会法や議員規則に定められた正式な公聴会ではなく、議員派遣の一形態として行われています。
  5.   分科会:予算委員会の一般質疑とは異なり、各省庁毎に分かれ、質問に対して答弁を行うこととなっています。場合によりけりかもしれませんが、各省庁ごとに質問されるため、一般質疑よりもより細かい議論がされる傾向にあります。
  6. 締めくくり質疑:内閣総理大臣以下全閣僚が出席の下、最後の質疑が行われます。この質疑を踏まえて、最後に討論および採決となります。

(参考)新・国会辞典 第3版(有斐閣)