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対外政策分析(Foreign Policy Analysis)と国際関係(International Relations)の違い

ネオリアリストは、最重要アクターは国家であり、国家は自己利益を合理的に計算した上で行動すると考えています。一方で、対外政策分析の研究者にとって、最重要アクターは外交政策立案者であり、外交政策立案者は、国家が置かれた状況を定義づけたうえで、行動すると考えています。

リアリストにとっては、対外政策は、アナーキーな世界において終わりなく安全保障を求めるものであると考えますが、対外政策分析の研究者は、対外政策は一連の問題解決タスクであると考えます。

ネオリアリストにとって、パワーが最も重要な概念ですが、対外政策分析の研究者にとっては、パワーは一情報でしかありません。

ネオリアリストは国際システムの構造が国家の行動を規定すると考えますが、対外政策の研究者は、国際システムは単なる枠組みでしかありません。

 (参考)Houghton(2007) "Reinvigorating the Study of Foreign Policy Decision Making: Toward a Constructivist Approach" P25