share-knowledge’s diary

論文やニュース等で私が面白いと思ったものをアップしていきます。

安全保障

中国の防衛企業

世界の防衛企業の売上高に関して、売上高が不透明であることから中国企業を含めたランキングは存在していなかったのですが、IISS(International Institute of Strategic Studies)が中国の防衛企業を含めた売上高を算出し、世界トップ22の防衛企業を明らか…

DIUxとは

DIUxとは、米国国防省傘下のDefense Innovation Unit Experimentalのことでして、昨今の技術進歩に対応するため、民間のイノベーション力を国防に活かしていこうとして2016年に設立されました。この背景には、2018年の国防戦略(National Defense S…

THAAD

北朝鮮からの弾道ミサイルに備えて、韓国にTHAAD(The Terminal High Altitude Area Defense)が配備されるとのことです。 THAADは迎撃ミサイル、発射台、レーダー、射撃管制装置、通信支援装置などからなります。1つの発射台に72発のミサイルを…

武力の行使と武器の使用の違い

報道等で見かけるワードですが、今一つ違いを明確にせずに使用している報道が多い気がしますが、「日本の防衛法制(2版)」(内外出版)によると、明確な違いは以下の通りのようです。 「武器の使用」とは、火器、火薬類、刀剣類その他直接人を殺傷し、又は…

第6世代戦闘機

米国では第6世代戦闘機の開発が本格化し、海軍は2028年、空軍は2032年までの導入開始を目指しています。ただし、具体的にどのような性能を目指すのかについては明らかではなく、研究・検討している段階です。したがって、どのようなものか分からな…

平和安全法制の集団的自衛権

平成27年9月30日に施行された平和安全法制関連2法は、集団的自衛権を認めるとしたことから大きな議論を呼びました。ポイントは武力行使の3要件の一つが、従来は「我が国に対する武力攻撃が発生したこと」から「我が国に対する武力攻撃が発生したこと…

中国の防衛層(China's Defensive Layers)

USNI Newsに中国の防衛層(Defensive Layer)についての面白い記事がありました。この30年間で、軍事技術の大幅は向上を背景として、中国の防衛政策は沿岸防衛(Coastal Defense)から海上防衛(Offshore Defense)へとシフトしてきました。今や中国の防衛層は…

大型貫通爆弾(MOP:Massive Ordnance Penetrator)

近年、イランや北朝鮮が核開発を地下で実施したように、軍事拠点を地下に置く傾向が強まっているように感じます。グーグルアース等に見られるように画像収集衛星等の発展に伴い、平地の軍事拠点は手に取るようにわかる状況といっても言い過ぎではないかもし…

キーリゾルブとフォールイーグル

毎年、朝鮮半島の緊張を高める米韓演習が今年も始まります。この演習はキーリゾルブ(Key Resolve)という指揮所演習とフォールイーグル(Foal Eagle)という部隊が実際に動く実動演習からなります。キーリゾルブは12日間でフォールイーグルは8週間を予定し…

世代戦闘機

戦闘機は明確な基準があるわけではありませんが、その性能に応じて以下のような世代に区分されます。 第1世代戦闘機:1945年~1955年。ジェットエンジンを搭載した最初の軍用機。レーダーやアフターバーナーなどは搭載していない。(例:F-86、MiG-1…