武力の行使と武器の使用の違い
報道等で見かけるワードですが、今一つ違いを明確にせずに使用している報道が多い気がしますが、「日本の防衛法制(2版)」(内外出版)によると、明確な違いは以下の通りのようです。
「武器の使用」とは、火器、火薬類、刀剣類その他直接人を殺傷し、又は武力闘争の手段として物を破壊することを目的とする機械、器具、装置を使用することです。
これに対して、「武力の行使」とは、わが国の物的・人的組織体による国際紛争の一環としての戦闘行為を意味する。
したがって、「武力の行使」は「武器の使用」を含む実力の行使であることから、「武器の使用」のすべてが「武力の行使」にあたるわけではないとのことです。