Social Progress Index
一般的に、国力を比較するにあたり、GDPでもって比較することが多いように思います。しかしながら、GDPの大きさは生活の質と比例するわけではありません。GDPが増えれば、日々の生活が改善されるかというと、決してそうではないわけです。
そこで、経済力以外の観点も含めた指標として、Social Progress Index(SPI)という指標が提案されたわけです。SPIは、経済だけではなく、安全、健康、教育等の53の様々な指標でもって国家間を比較しています。
GDPでは私たちの生活を正確に反映させることはできません。GDPが増えたとしても、私たちの生活が向上したとはなかなか実感できないわけで、これからは、SPIのような指標でもって国家を語るほうが時代に適っているのではないでしょうか。
ちなみに、2016年のSPIでは、日本は14位となっています。
(参考)Social Progress Index 2016 by Michael Porter, Scott Stern, Michael Green
1位 フィンランド
2位 カナダ
3位 デンマーク
4位 オーストラリア
5位 スイス
6位 スウェーデン
7位 ノルウェー
8位 オランダ
9位 英国
10位 アイスランド
11位 ニュージーランド
12位 アイルランド
13位 オーストリア
14位 日本
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19位 米国
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26位 韓国
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84位 中国