share-knowledge’s diary

論文やニュース等で私が面白いと思ったものをアップしていきます。

メモ:マネジャーの実像「管理職」はなぜ仕事に追われているのか

ヘンリー・ミンツバーグの著書の日本語訳が出ていると友人に教えられ、早速読んでみました。興味深い点は以下のとおり。

 第1章

 学問上、リーダーシップとマネジメントを分ける傾向にあるが、ミンツバーグは、リーダーシップはマネジメントの一部であり、リーダーは、マネジメントを他人任せにしてはいけないし、マネジャーとリーダーを区別するのではなく、マネジャーはリーダーであり、リーダーはマネジャーであるべきと理解する必要があると主張する。

 マネジメントの実務には、マニュアル化してうまくいく部分はほとんどなく、効果るのある方法論などありえない。(新人マネジャー)は、どういう役割を果たせばいいのか分かっていないのに、マネジャーとして振る舞わなければいけない。マネジメントの方法論にマニュアル化できる部分はほとんどないが、暗黙知は多くある。しかし、暗黙知であるがゆえに、なかなかその全容を把握することは難しい。そのため、マネジメントは徒弟制度やメンターによる指導、直接の経験を通じて、実務の場で学ぶしかない。